ガルベス

男たちの旅路のガルベスのレビュー・感想・評価

男たちの旅路(1977年製作のドラマ)
4.0
特攻隊に所属し生き残った自責の念を引き摺り続けるガードマン(鶴田浩二)とそこで働き始める現代的な若者(水谷豊、桃井かおりら)との世代間ギャップと交流を描いたドラマ。

いわゆる平和ボケをして何かにつけ不満をぶつけたり投げやりな態度を取る若者に対し、いつ命を落としてもおかしくない時代を生きたガードマンとが反目し合うのだが、ひたむきで実直な姿勢と堅物ながら思いやりのある年輩の主人公に徐々に魅せられていく。

実際に特攻の現場にいた鶴田浩二はハマり役中のハマり役。
色々とお節介なのだが、ズケズケとパンチラインを連発し問題を解決。

水谷豊も眼光鋭いヤンチャな役柄だが華があり、桃井かおりは昔からあんな感じだったんだな。
第三部「シルバー・シート」の回は、志村喬、笠智衆、加藤嘉、藤原釜足、殿山泰司など昭和の名優が勢揃いしていてアベンジャーズ並みに豪華。
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