SENTIMENT

新参者のSENTIMENTのネタバレレビュー・内容・結末

新参者(2010年製作のドラマ)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ひとつの殺人事件であれだけの登場人物を出し、それぞれに何かしらの怪しさを見せつつも、ひとつひとつ暖かいエピソードで泣かせながら牛歩で事件解決へと進めていく展開は凄いの一言。

人形町という場所に配属されたばかりの新参者、加賀恭一郎が毎度ホラーのような登場でひとりひとり追いつめていくコメディ演出もあり(笑)

この作品を当時は誰が書いてるかなど知らずにリアルで見ていて、続編の映画もあり「加賀恭一郎」がどういうキャラなのかがしっかり染み付いた何年後かに、別の作品(小説)で久しぶりに加賀さんに出会い、加賀熱に火がついて見漁ってる流れの鑑賞。
小説で加賀さんを読むのは初めてだが、頭の中ではずっと阿部寛が犯人を追いつめてました(笑)

主要な登場人物に怪しさや犯人の可能性をしっかり残しつつ、最終的には怪しかった人物ではない人が犯人で驚かせてくれる。
本作は登場人物も多いのでかなり楽しめました。
展開や演出など、当時の色や手法が今となっては新しくはないが、加賀恭一郎のテイストを表現すると、今の時代に撮り直したとしても似たような展開・演出になりそうと想像力を働かせられるくらい、加賀恭一郎のキャラは強過ぎる。

たい焼き屋の売り切れのくだり、ドラマでは最後まで買えてなかったんだなぁ。
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