YUN

陳情令のYUNのレビュー・感想・評価

陳情令(2019年製作のドラマ)
4.5
陳情令とは、言葉にできない想いや感情を訴える曲の意。

魏無羨(ウェイ・ウーシエン)/魏嬰(ウェイ・イン)は、自由であるがまま荒ぶる可愛さに溢れて魅了される。

藍忘機(ラン・ワンジー)/藍湛(ラン・ジャン)の、魏嬰への執着、眼差し、後悔や痛み、、

25話、
“俺はお前の何だ”“私はお前の何だ”
“連れてきて、隠したい”
27話、雨の中ふたりの涙....。
36話、藍湛の告白、酔った姿と翌朝が可愛すぎる。
43話、初夜を連想させる回とのこと、雪見シーンの美しさ。
46話、金丹の真実を知った時の、藍湛が魏嬰を見つめ流す涙が美しい。
最終話、別の道を行く2人に岩壁の草原で流れる曲、笛を吹く背中に“魏嬰”。驚き微笑み振り向いて、そして琴の音、笑顔。
“一生、悪をくじき弱きを救えますように”、共に誓い合うここはまるで契りの言葉のよう。

原作やアニメも網羅された方の熱いメッセージや考察、ドラマの違いを読ませてもらうのも楽しい作品!
エンディングの歌詞、2人の重なり合う声も最高。

2人以外で好きなのは、温寧と阿苑。
草を巻き付けて登場する温寧。藍湛の脚にくっつく子ども阿苑、また本当に再会できて良かった。


現在→16年前→現在、の構成。これは何周もしていくうちにもっと好きになっていく作品に違いないです。
1回目の今回は、1人の人物に2,3個の名前があるのに慣れ世界観を掴み、2人のシーンは知己の範囲で描きながらもちゃんと纏わせてくれる製作陣の努力を感じた段階です。
一言でいうと、シャオ・ジャンさんとにかくかっこいい。

エーっていうエピソード、いらいらする人物も多かったりですが、中国は儒教と孫氏の兵法がブレンドされた価値観で難しいとはこういうことかとかもわかってきます。
始めは頑張って1話ずつ進めてましたが、オオダコらへんからどんどん引き込まれていきました。

2人に会いたいな〜、、今からまたいってきます!
YUN

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