ひーちゃん

リプリーのひーちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

リプリー(2024年製作のドラマ)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

その日暮らしの小狡い詐欺をしていた主人公リプリーがひょんなことからイタリアでハイソな生活に憧れ、執着し、泥舟に乗る話。

物語全体として冗長なシーンが多く、テンポが悪いのが気になった。
その場しのぎで計画性が乏しい犯行(偽造、殺人、現場処理)にも関わらず、結末のあの演出(刑事がディッキーの顔を初めて見て、今まで認識していたディッキーは別人【リプリー】だったことに気づく)をしたいが為の無理なご都合展開も気になった。
警察がポンコツとかそういうレベルの話ではない。
悪人が主人公の物語は数多くあるけれど、魅力的に映ったり、カリスマ性が感じられたりするものだが、この作品にはそれがなかった。
リプリーがただただ不快って感想を持った視聴者も多いように思える。

半分コメディと思って観ればそれなりに楽しめるだろう。
サスペンスを期待していたので、物語中盤から終盤にかけては面白さがあまり感じられなかった。