女の子たちが理不尽に立ち向かう作品。
松岡茉優出演作を巡る第12弾。
大手飲食サービス会社「ライクダイニングサービス」に勤めていた田中たま子(真木よう子)。彼女は親友の藤村五月(菊池亜希子)が社長(杉本哲太)から性加害をうけたことや女性蔑視、パワハラが横行する会社に嫌気がさし、退職して、ビルの屋上にレストランを建てることにする。たま子はスタッフとして、自分のことを不良品という女性(臼田あさ美)やオネエ(安田顕)、人嫌いの女性(松岡茉優)、東大卒(二階堂ふみ)を雇う。かくしてたま子の復讐と女の子たちの戦いが始まる…。
傑作です。クズみたいな男が多く、生きる希望を無くしそうだけど、何とかみんなで支え合いながら生きていく女の子たちの強さに勇気や感動をもらいました。
特に若手女子三人衆(松岡茉優、二階堂ふみ、高畑充希)のエピソードはどれも辛いものばかり。千佳ちゃん(松岡茉優)の料理がうまい理由だったり、星野(菅田将暉)に裏切られた喪服ちゃん(二階堂ふみ)だったり、生き抜くために「心に水着を着ている」とか「おしり触られてもなんにも感じない教習所に卒業した」という藍里(高畑充希)だったり。だからこそ3人が楽しそうにしてるだけでとても嬉しくなる。公園のベンチでシューベルトを聞いているシーンが結構お気に入り。
最終回が少し早足な気がしたことと、7話くらいから始まった真木よう子だけが出るエンドロールが最終回でも使われたのだけが残念。個人的にはみんなでカップダンスやってた映像を最終回のエンドロールで流してほしかったな〜。
松岡茉優さんですが、今回の雨木千佳は『愛にイナズマ』の折村花子に並んで、松岡茉優キャラランキング暫定1位です。最初は人嫌いだった彼女がレストランの人たちと触れ合うことで徐々に笑顔が出てくる。その演技がとても素晴らしく引き込まれました。もうとっくに心掴まれてますけど、今作でノックアウトされました。