『ブレイキング ・バッド』+『ゲッタウェイ』+いろいろ。
善悪二元論で裁けないクライムものは大好物です。親に捨てられたキム・ドンヒと親に人生を乗っ取られたパク・ジュヒョン、寄る辺ない高校生二人の地獄の道行。
彼らを気にかけて手を差し伸べようとする大人は親ではなく、いずれも関係の薄い他人ばかりなんよね。大人を信じられないから助けてと声を上げず、差し出された手も握り返さない。切ない🥲。
ちょいちょい脚本に詰めの甘さは感じるものの、若い主演二人が本当に素敵で…。
今にも泣き出しそうな顔がデフォルトのキム・ドンヒはいずれ「国民的助けてあげたい男子」とでも命名されそう。チェ・ウシクによく似てるけど、ウシクの3割増しに哀感があって大変によろしい。
パク・ジュヒョンはあと20年くらいしたらヤクザ映画のボス役が似合う大人の女性になるかしら。なんか声もいい。
それにしても韓国は、次から次へと有望な若手俳優が出てくるなあ。人口が日本の半分だというのに、俳優の層の厚みたるや…。
10エピソードで結末に辿りつくので、韓ドラにありがちな終盤の消化試合っぽさがないところも良かったです。短尺映画と話数少ないドラマはとりあえず良作☺️
