きみどり

秘密の森のきみどりのレビュー・感想・評価

秘密の森(2017年製作のドラマ)
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ぺ・ドゥナの連ドラ出演が話題になっただけあって、凝った脚本だった。凝り過ぎててしょっちゅう置いてけぼりになりかけた。ミステリ音痴だけに。

どこの国でもそうだろうけど、権力に近い公職者には、正直とか誠実はむしろ足枷になる。清濁併せ呑むと言うたって濁が9割みたいな世界で生きるには、めちゃ悪い奴になるか無神経になるかしかないよね。あの人の選んだ結末が悲しかった。

2017年製作。この頃の韓国大衆エンタメにおける「ヒールとしての日本🇯🇵」が今と雰囲気違ってて感慨深い。
悪大富豪が悪日本人とつるんでご飯食べるんだけど「花は桜木、人は武士!」って唱和してる場面にはつい苦笑いだったよー。

強く賢く美しいぺ・ドゥナを堪能しました。相手役の男性検事との関係がバディ感のみでラブラインが一切ないのも良かった。体感的に2017、2018年以前のコンテンツで描かれる男女関係がすでに古く感じて見てられんってなることあるんだけど、この作品は長生きしそう。
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