明蘭~才媛の春~の54の情報・感想・評価

エピソード54
第54話
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tanzi

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完全に拗ねてしまった廷燁… 気持ちはわからんでもないけど、それモラハラぎりぎりの線では。モラハラがトラウマな人には結構キツイですその態度。 明蘭って20歳か19くらい? とすると沈将軍側妻の鄒氏なんか多分15,6歳だよね…。 沈妹のあの野生児っぷりを見ても昨日まで禹州にいて甘やかされた子供が側室とはどうあるべきかなど分かってるはずもなく。 準備も整わない子供を側妻として都に連れてきた将軍が悪いし、送り出した周りも悪い。 が、実家の鄒家としてはここで縁が切れたら国舅 沈従興の栄光にもあずかれないのか…。 一方の正妻は由緒正しき英国公の一人娘。当然本来出席すべきでない側妻がしゃしゃり出てきたもんやから案の定揉めましたわ。ひい〜。もうね主催した明蘭の面子なんか丸潰れですやん。 顧廷燁に説教喰らう夫の沈従興。 愛妻を惨殺されたうえ、もうこんな生活ヤダ!と泣いてる。もともとは主君趙宗全のもと禹州で小隊の長として、そない大それた出世欲もなくノビノビ暮らしていたんだろう田舎育ち。 突然、手柄を立てその主君が皇帝になってしまった劇的な変化に心がついて行かんのよね。 その視点はなかった。ドラマだと男として生まれたからには出世したら誰もが喜ぶと思いこんでたけど、なるほど人によるよね、面白い。 明蘭の方はというと、その正妻張氏に会いにゆくも出てきたのは側妻鄒氏の方。これが他責で傲慢な子供すぎて、それまで必要以上にわきまえて生きてきた明蘭にとっては我慢ならんタイプの人間やわ。 でもその子供に道理を説いたお陰で正妻張氏に会えた。 観ていて明蘭に感心するのは、自分ならば「嫌われちゃったか」ときっとそこで終わってしまうところ、こうやって地道に真心を尽くすとこよな。 ある意味、嫌われてる事を確認するのを恐れて何もしないだろう自分の方が“他人に期待する“甘ちゃんで、明蘭は“心底他人に期待しない“から他人からの評価など恐れない。 そこがすごい。勉強になるわ。 けど、夫にはそれが不満なんよね。 妻にとっての母親のように、我を忘れるほどの存在に自分がなってないことが。 気持ちは分かる。 が、やはり、ウザイよ 廷燁 笑。 ラストは久しぶりに清々しい馬球のシーン。 正妻との接点を見つけて喜ぶ沈将軍に、この夫妻がうまくいくことを願ってやまない。
らき

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