明蘭~才媛の春~の59の情報・感想・評価

エピソード59
第59話
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tanzi

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康夫人…顧家の女子会で庶子をぶったね。分かってる秦夫人はともかく他の人はドン引きするやん。 そこで明蘭が伯母の本性を言い立てる。 義母はともかく他の顧家女子に「この件に関わるな」という警告なんだねあれ。 そんな康夫人を陰で馬鹿にしつつ利用する秦夫人も大概。 このピンチに老太太の登場はどれほどホッとするか。 にしても兆児のことは寒気がする。 家族を人質に取りその娘を顧家でわざと傷を沢山つけさせ自害させる。 こんな計画を実行させるとかさ鬼畜すぎるやろ。 そんな企みによくぞ気がついた老太太、さすが年の功!と思ったけど、 この人も側妻の企てにより息子を亡くしたんですよね…。 明蘭さえ想像のつかない邪悪さに思い至るなんてどれほど辛酸を舐めたのかと。 宮中ドラマを見慣れてると二番手三番手の女は常に野心がありアクティブな印象を持ってしまいがちだけど、本当はただ耐え苦しむ女の方がどれだけ多かったかと思いを馳せる。 「側妻にだけはなりたくない」と兆児の叫びが哀れでならない。 側妻の母を含めて彼女らがどれほど康夫人に虐げられてきたのか。 女が長い間、女の敵は女と思い込まされてきたのは、こういった一夫多妻制度も一端あるのかな。 家によっては実権を握る争いはあったたろうし、こうした虐待も不思議ない。 側妻は家法で裁けるというのが大きすぎるんやわ。 夫が酷くても絶対にそこを責める事が出来ない立場なんて地獄。 当然矛先は別の女に向かうような構造になってる。 確かに盛家夫妻は面白いし見ていて笑えるところも一杯あるけど、基本2人とも庶子の明蘭のことなどこれっぽっちも考えてないよね。 特に若弗は華蘭のことだと異変にすぐ気がついて一緒に泣ける人が、明蘭についてはほんの少しも心は動かさない。 老太太が怒るのも無理ないよ。 世には様々な『ペイッ』があるけど、今日の老太太のペイッは非常に重みのある積年の思いがこもったペイッだった。 最終回まで元気でいてほしい、手を合わせたくなった。
らき

らき

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