明蘭~才媛の春~の64の情報・感想・評価

エピソード64
第64話
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tanzi

tanzi

百花繚乱悪女どもが一杯登場するこのドラマで、自分が一番怖いと思ったのは、この王老太太。 現実に絶対いるこういう人。 情に訴えながらいつのまにか自分が被害者の顔をする。許しを請いながら脅迫してくる様は見応えありすぎる芝居で胃が痛くなりました。 盛紘でなくてもあの流れるような物言いと穏やかな物腰には思わず丸め込まれそうになるよね。 こわいこわいこわい。 過去どうやって王若予の悪事の尻拭いしてきたかも想像がつく。 観ていて感じたのは、とにかくこの人は内心馬鹿にしてた格下(しかも嫁に行った庶子の娘)なんかに詰められて認めて罰せられるのが我慢ならないんだわ。どんなに己の娘が極悪人だったとしても。 いるよいるいる世間にこんな人間沢山いる。 これ先代生きてた時はもっと凄かったんだろうなと思うと寒気がする。 あのまま康夫人を返していたら有耶無耶にされて絶対にまた狙われる。 盛家も王家も互いに子や孫の将来を秤にかけたやり取りで膠着状態の中、颯爽と登場する長柏兄と顧廷燁がどれ程頼もしかったか! 彼もまた捨て身の取れる人だった。 最後は職を辞す覚悟まで見せた事で、初めて王若弗は自分のしでかした事の大きさに気がついたのかもしれん。 実母にも厳しい沙汰を告げた長柏薄氷の勝利。 そんな公正な判断のできる長柏哥哥には後光が差してたよ。 「見て。 打たれないと痛みもわからないものよ 守りたいものさえ無事なら横柄な口も利く。 でも矛先が己に向けば慈悲も寛容さも失ってしまう。 笑えるわね」 ドラマのヒロインがここまで加害者の退路を断ち、父親と嫡母を詰め、冷たく言い放つドラマって他にあります? 最高に痺れます。 お祖母様の意識が戻った! けど、なんで明蘭や長柏を差し置いてお前がまず2番目に近い場所を陣取ってベラベラ喋ってるんや。 そう言うところもこの王老太太の性質が出ててすごくイヤ。
らき

らき

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