ルビー婆さん

運命の12人のルビー婆さんのネタバレレビュー・内容・結末

運命の12人(2020年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ベルギー
フレミッシュ語

ベルギーのドラマは初めて観る。

やたらとメモしながら観た。何でだろ。
自分も陪審員になったつもりで観たけど、これ、そんなんでいいのか?!という裁判だった。
犯人が誰なのか知りたいから結構一気見して引き込まれたけど…
もっと警察ちゃんと調べて!
あと、証言者、嘘つくのはやめろー。偽証罪になるのによく平気で嘘つくなぁ。





以下、人物メモからすでにネタバレあり。

フリー・パルマース
(42歳、児童保護センターの校長。2つの事件の容疑者。ガラス片で娘のローズを殺害しようとした容疑、何年か前の若い頃に親友ブレヒデの殺害。学生時代、父は癌で亡くなり、母は自殺。ステファンが不倫してる時期に妊娠。ステファンの浮気のせいで性病だったので妊娠は奇跡。父親だから不倫してても離婚したくなかった。B群パーソナリティ障害)

アリ ・スパークス(白い髭が長い。弁護士)

ステファン(デ=ムンク)
(フリーの元夫。ブレヒデの恋人だった。ブレヒデが死んだ3年後にフリーと結婚、結婚生活12年、他の女性マルゴーと不倫し、フリーと離婚)

マルゴー(ステファンの不倫相手で同棲、マルゴーの母親も一緒)
ブレヒデ (フリーの親友。ステファンの恋人だった)
マルク・フィンデボーゲル(ブレヒデの父親。環境保護、動物愛護。フリーの無罪を信じている。フリーに助けられたことがある)

〔陪審員〕
ホリー・クーストス (若い金髪ロングの女性。陪審員代表。むかし、両親が強盗事件に巻き込まれた)
アルノルト・ブリウス (眼鏡のおじさん、エルヴィラ妻には先立たれた。人の願いは全部聞いてるのに自分の頼み事は誰もやってくれない。いいようにされる使いっ走りタイプ。サルに依存)
ユーリ・コルニユ (背高め。認知症になった父の建設会社を兄と引き継いでいる。妻と離婚、娘2人。真面目)
アイマー・ボウカリ
ベラ・バブーム
ノエル・マリヌス (収入なしのカメラマン。断酒会みたいだ、めんどくさそう発言。記者のボクスと知り合い。欲求不満)
クルト オールバック
デミル
カール (唯一陪審員として真面目に取り組んでる。七三分け、陪審員代表になりなかった。妻娘がいる。娘は自閉症。自由奔放なので娘が心配。木曜はセックスの日だと言ったのがちょっと笑えた)

〔補欠陪審員 〕
デルフィン・スペイケルス(女性1話目、子供3人、断るがだめだった。夫マイクはクソ野郎)
デミル・カラジャ

ビョルン(ユーリの兄。太った人。同じ建設会社)

ドナルト・ファントム(警部、ブレヒデの事件の証言)
エリアン・パスクアル(警部、ドナルトの後任)
ヘドウィヒ(検察官、杖をついている)
マイユー(検視官、死の博士)

ガブリエル(デルフィンの上司)

ボクス(記者、動画配信、陪審員ノエル・マリヌスと知り合い)

ウルリヒ(過去にブレヒデと教師生徒の関係。不倫。ブレヒデの妊娠相手はDNA鑑定でウルリヒ)

ヒー・ファネスト(農民リーダー。牛にホルモン注射で有罪)

マルゴー母(ファネストは初恋の人)
ビッキー・デ=クロッパー(ファネストの姪。児童保護サービス。マルゴー母がフリーの悪評を頼んだせいで、フリーは親権を奪われた)

インゲ バン=セバレン(弁護士。マルクと不倫)

ベルゴーテ(映画館の従業員)


ガラス片で娘が殺害された日。
フリーはローズと二人暮らし。
ステファンはマルゴーと一緒。
フリーは、学校にマルゴーを先生として入れたが、マルゴーは偽善者だと言う。
妊娠中はステファンとマルゴーは同棲。
フリーは不安定、ステファンに親権を奪われる。
そのせいで、ローズはステファン、マルゴー、マルゴー母と一緒に住んでたので、フリーはマルゴーたちがあやしいと言う。

ドゥルムメーステル家の娘生存、強盗事件→陪審員ホリー・クースタス。

ブレヒデの父マルクが農民たち(リーダーはファネスト)から脅されていた頃、ブレヒデが誘拐されビデオを送られて、その後川から死体で上がる。
当時、家畜銃があり死因だとされていてが、数年前違うことが判明。家畜銃は死後のもので、枕で窒息させられて死亡。
ステファンの証言でフリーのせいに。
ブレヒデは警察の保護下にあったのに、ブークラース巡査が女の電話で持ち場を離れたために行方不明に。

裁判では、結構、あっちこっちで発言するなぁという印象。急に弁護士が発言で割り込んでも、一応止めるものの、「意義あり!ここは削除するように…」というようなおなじみの展開もない。
その分、いろいろな発言が聞かれるが、本当か嘘かわからない。証拠もなく、発言のみになって、これでは言いたい放題な印象。

陪審員の数人にスポットを当てて私生活のエピソードが挟まれる。
それぞれ、あまり幸福ではなく、何らかの問題を抱えている。
そういった人たちがいて判断ができるのか。
そういう側面もあるから12人いるんでしょというセリフが出てくる。
確かにそうかも。必ずしも、陪審員になったときに安定した生活が遅れているとは限らない。しかも、ここではほぼ断れないことになっている。

アルノルトがヒッチハイクで乗った車は日本人が運転してて、スマホで翻訳してるんだけど、全く違う翻訳で酷すぎる笑 ここまでひどくないと思うんだけど!

ローズはガラス片で首に傷をつけられたが、殺す目的ではない。結局、死んだきっかけは病院で感染したから。

これ、自分が陪審員なら、結果出せない。
証拠もないし、嘘つきいるし、信用できない証言だし、怪しい人はいるし、ここで終身刑の有罪なんてできない。単なる気持ちとかで決められない。

アルノルトが『こんな陪審員に裁かれたくない』というセリフがあるが、その通り。

どっちかわからないのに、曖昧な状況証拠だけで有罪にできる?裁判官もなんかいい加減な感じ。
警察の捜査もいい加減だし、頼りないし。

まぁ結果的には、どっちもフリーがやってた。…ってそれでいいのかな?深読みしちゃう。
証拠がひとまとめにしっかり保存されてるんだ。
誰かが入れたわけではないの?
そして警察はそのへん調べなかったのか?無能すぎない?
なんで、弁護士に最後に見せた?
やっぱりフリーは考えがおかしいサイコだから?