ぱーでんねん

恋する母たちのぱーでんねんのネタバレレビュー・内容・結末

恋する母たち(2020年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

一話
MIU、K2と刑事ドラマが連続したTBSの金曜枠。
300万円の横領がバレ懲戒解雇になったと思ったら、別の女性と駆け落ちしたという急すぎる展開からスタート。それから、浮気された相手同士の男女がラブホテルへ。話が突飛すぎて初めはついていきづらかった。
「人は怒ると、性欲が高まるみたいだ。」
木村佳乃演じる石渡杏を中心に三人のママが家庭や恋愛に悩むストーリー。
三家族中では、シングルマザーながら唯一子供との関係がうまくいってる杏。
吉田羊が演じるのは広告代理店で働くバリキャリのなんでもできる女性。その旦那役は専業主婦のような、小説家のおぎやはぎの矢作さん。問題は引きこもりの息子。
「プライバシーには立ち入らないから」セリフのはずなのに、すごく吉田羊らしいと思った。
suitシーズン1で悪友役だった磯村勇斗が吉田羊演じる優子の後輩役。
仲里依紗が演じるのは超金持ち夫の嫁。
「お土産は何がいい?シャネル?グッチ?」と聞いてくるような金持ちの典型的な嫌な夫。問題は反抗期の息子と夫の不倫に気付いていること。そんなまりの不倫相手として登場したのが人気落語家役の阿部サダヲ。o-3のくだり、落語家ってぽいし、普通におしゃれだし面白い。また、プライベート落語会の演目は紙入れ。
東京の名門、麻生を意識した麻倉学園。
「当校は大学受験を目指す生徒の教育に特化しておりますので、ついて来られない学生を引き上げる時間はありません。」どっかで聞いたことのあるような言葉に耳が痛くなった。
三人のママが交わったのは、留年が危ういと学校から呼び出された時だった。
時間的な見せ方も面白い。

木村佳乃を主演とし、阿部サダヲや吉田羊のように、昼顔みたく浮気を助長するようなキャストではない。コメディさも多い恋愛ドラマ。正直、そんなに数は取れないだろう。でも、自分はすごくおもしろいと思った。ばりばりのコメディの極夫主道や今日俺では引いちゃうし、ゴリゴリの恋愛でも面白くない。タラレバや本作くらいの恋愛コメディドラマが好きだ。


2話
「林さんの1番の欠点は結婚してるってことです。1杯飲みに行きますか?」
プレゼントが丸太郎傑作選って。
手首に香水を塗る仕草、なんかいいな。
与論いきたいなぁー。

4話
「性欲はもって3年。人生はその後50年続く。」
母親の3人会からの子供3人の密会。
「大輔が閉じこもってからお母さん、仕事で成果上げても100%喜べないようになった。お母さん辞める気はないから。」

6話
ラップ落語 普通にあの男の子、イケメン。
「私が困っているのは、なかなかあなたを忘れられないこと。」

7話
「今は弱り切ってる夫を放っておくことができない。夫が立ち直ったら離婚する。だから、待ってて欲しい。」厳しいような優しいような。

8話
同時期に妊娠したといっても、喜んでくれる相手がいるかいないかの対立構図
与論と東京と別れて暮らしていた林家族が上手く行ってるように見せていたが、突然の離婚。
前話から時系列を表示して見せ始めたと思えば、急に5月までジャンプ。コロナを反映させていた。

最終話
自身が失意のどん底で見たこともあって、感情が動くことはなかった。設定だったり、展開の広がりが面白かっただけに終わり方が少し残念。
「もし、運命の人なら同じこと考えてるんじゃない?」