このレビューはネタバレを含みます
後半は毎話、泣いた。
俺の家の話の最終話の印象的な点を挙げます。
家族に素直になれるのが死んだ後であること、亡霊として登場することを隅田川と認知症、親心を絡めることで見る側に表現としての面白さや非現実を受け入れさせた。何より寿三郎が寿一の死の受け入れ方として、自ら行った関係性の継続方法によってピリオドを打ったのが切ない。
あと、その後の観山家のあれこれを写真で表現してたのが印象的。なぜなら寿一だけがこだわっていた笑顔の家族写真が効いてるから。どれも幸せを伝えるような写真で、寿一が家族をまとめた証だから。
コメディの流れに急に切なさや感動が入っても引き込まれるのは西田敏行の演技があるからだと思った。