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鏢門(ひょうもん)Great Protector
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『鏢門(ひょうもん)Great Protector』のエピソード情報

第1話

『鏢門(ひょうもん)Great Protector』に投稿された感想・評価

2.7
0
長いエピソードを視聴している途中ですので気がついたことを少しずつ書きとめて仕上げます。


「キャラクター」
○山猫
このキャラクターに中華系ドラマの発想源・オリジナリティを見てとれる。しかし本作においてはダメな意味にてである。
彼はいつまで登場するのでしょうか?
本当にいい加減にして欲しい。
確かにこのようなキャラクターが登場することはどのようなドラマにもある。しかし不快にさせるのみにしか当てはまる役割がなく、1〜2回であるならばともかく長い話数の中で延々と出てくる必要はない。
なぜならば狂言回し・ゲームチェンジャーは他に詐欺師であったり土匪・盗賊の娘であったり北京の地ゴロであったりと時には味方でありつつ主人公を騙そうとしたり時には敵側にいたり等のキャラクターが幾人も登場する。彼らはさほど無理なく主人公・主人公たちの行末に絡んできたり影響を与える。
であるならばこの山猫というキャラクターは必要はない。少なくとも良いドラマ作りには。
自らは何も努力をしていないのに利益に群がってくる・たかってくるハエのような存在で、長い話数であることを鑑みるといい加減鬱陶しいし良いドラマ作りには時間のムダである。

○弟弟子・李希平
弟弟子の気持ちは分からなくはない。つまり感情移入できるという意味。
彼が間違ったのは、1つ大切なものを手に入れたからといって自分の才能の器を知っているくせにもっともっとと求め続けてしまったこと。
人間も世の中も生まれながらにして平等ではない。才能に差もある。どんなに悔しくてもこれはある。
では人生とは?
あくまでも私の考え方ですが、何を重要視して何を手に入れるか。人生でもっとも大切な物を1つ手に入れることを目標とするか。手に入れたならばそこで納得をしこれを維持することを最重要とし、他が手に入れられなくて不安や満足がいかなくても我慢をすること。
妥協と言えばその通りですが、大切なものを手に入れるのであれば妥協も致し方はないですし感情としてもそんなに悪くないですよ。
話を戻します。
弟弟子は愛つまりもっとも愛している人・彼にとっての姉弟子を手に入れたいと願い手に入れ娘まで設けたのであるから、この維持に努めるべきでした。
本作ではさらに富や名声や地位を求め続けたor兄弟子に勝つことが彼の人生でもっとも大切なことだったのに選択をし間違えた。
そういう事でしょう。

妹弟子・戴戒
初期の活躍はどこへ行ったのやら、どんどんその武の活用がなくなっていきます。かなり強かったハズなんですが…

嫉妬や不安に心が揺れたあげく自分のミスに後悔して主人公との別離を選ぶ。
そこが若いな〜と感じました。後悔するぐらいなら別れなきゃいいんですよ。相手のことを生理的にダメになった訳じゃないんですから。
*その証拠にラストの方になっても主人公のことをかなり引きずっているという…

お互いに譲り合って、我慢し合って、パートナーのことも自分の心も騙し合ってやっていくのが夫婦とか人間関係ですから。
その上でどうしてもやっていけないとなった時に別れればいいんです。
生理的にどうしてもダメになった時に別れればいいんです。
汚い?
人生ってそういうもんですから。

○エルへ
結構長い間「なんだこいつ」と思っていました。
悪い人じゃないんですけどね…プライドと言うより狭い考えに凝り固まっていて、何かあれば王族を連呼する。
臥薪嘗胆は構わないんですけど、(女性に限らないのですが)相手をパートナーにしたいと誘って養うと告げたのにいつまでもそんなプライドやら凝り固まった考えに固執していてその人に苦労を強いるって…おまけに途中で処刑されそうにまでになるし…それは臥薪嘗胆や辛抱ではなくていつまでも大人になれない子供・ただの夢想家なのでは…
一般人はひたすらに我慢をして頭も下げます。世の中とはそういうものでしょ。

と感じていたのですが、最後のほうはなかなか成長していきました。まだまだ夢想家ですが。
本作の作りのもったいないのは、彼がせっかく成長していたのにそれにつれて彼の出番が少なくなっていくこと。せっかくの能力や成長の成果が発揮できていないんですよね。
tanzi
4.0
0
大陸でこのドラマの売りのひとつが、徐皓峰(シュー・ハオフォン)が武術指導と脚本を担当した、ということ。

彼はあの『グランド・マスター』で王家衛(ウォン・カーウァイ)監督からヘルプを出され途中から呼ばれた武侠小説家であり映画監督です。

監督した『ソード・アイデンティティ』『ソード・アーチャー』『ファイナル・マスター』を溺愛してる自分は始まる前からとても楽しみにしてました。

舞台となった清朝崩壊から血で血を洗う内戦の大混乱を、市井や土匪の目線から時間をかけて描くドラマは初めて見たので、とてもとても興味深かかった。

激動の時代にあって露呈する人としての在り方、生きるため順応しようと多くを捨てる者 決して捨てられぬ者。
一方では様々な男たちが、大切なものを抱え美学を貫くため死に場所を探していた。

過ちから始まった安順の大鏢頭人生は時代に翻弄され敗北を味わい、それでも彼は自ら掟をアップデートする勇気と本質の仁を持っていた。戴海臣の言う通りに風にも微動だにせず、この先も生きてゆくのだろう。

風に吹かれるがままに揺れ続けて、掟に最も縛られ敗北から逃げて己すら失くした希平は許されぬまま命を終える。

最後あの3人で締めたのは良かった。

惹句にあった武侠アクション大作とも、期待したような作家性が突出した作風とも違ったけど、
それでも終わってみれば徐皓峰らしい民国で失われてしまった『鏢局』を重ね合わせた武侠の黄昏と江湖に対するノスタルジー、そして惜別に満ちた作品だったといえる。

最終回、テーマの歌詞が重かった。この歌こそ安順のためにあったのですね。

合吾。
Dream
3.7
0
記録

武侠アクション、大河ドラマ

ストーリー淡々と進むから
何度か眠くなったけど
キャラの性格とか心情が良く描かれてるし
アクションも良くて
ストーリーもしっかりしてて面白かった。

激動の時代で、とにかく何でもありなのが
凄かったなぁ。

山猫(ダン・ハオユー)
独特な雰囲気出してて悪役なんだけど
意外に嫌いになれなかった。

路宗山(ニー・ダーホン)
この俳優さん、独特な雰囲気の俳優さんで
しかも存在感あるから
「将夜 戦乱の帝国」でも
良い味出してたって思い出した。

エルへ(カン・ガイ)
この俳優さんも、歴史ドラマでよく見かける。
張飛(三国志の)って言ったら、この人!!って
私の中では思っちゃってる俳優さん。
今回の役も、ぴったりな役だった。