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岸辺露伴は動かないのれのレビュー・感想・評価

岸辺露伴は動かない(2020年製作のドラマ)
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いやいやいや、面白すぎるでしょ…!なにこれ〜〜
原作読んでないけど、相当原作好きな人が企画して演出してるとしか思えん。高橋一生と森山未来がすごかった。この二人の演技力なり、取り憑かれ方よ。

#1_富豪
山の神とか見えざる目に裁かれる設定は面白いけど、その裁く基準は“人間の作ったマナー”なんだw とは思ってた。
まぁでも1番のマナーはその場でマナーを指摘しないこと、相手に恥をかかせないことってほんとそうよね。あの頭が回って逃げるとこはちゃんと逃げる露伴先生たのしいね。あと案内人の頭の真後ろからローテーブル越しに露伴さんが見える角度、何このショットすげ〜!演出誰やってんの〜?!って同居人とひと盛り上がりした。

#2_くしゃがら
言霊の呪い、“言葉に取り憑かれる”という体験、禁止用語は不用意に使わないに限るという結論、すべてにおいて面白すぎる。人に訊いても調べても検索しても知ることが出来ない言葉にぶつかったらどうすべきか。ヘヴンズドアが袋綴じになってる演出も相当おもしろかった…
服も変わらずご飯も食べずで探し続けた十五先生が、髭だけは剃ってたのか?!という顔立ちなのは違和感だったけどね笑

#3_D.N.A
「普通じゃない」を「個性」と捉えることの、寛容さと危険さ。身体に組み込まれたもので察知する他人。“奇跡”とは起こらないから奇跡と呼ぶのであって、起きてしまったらそれは奇跡ではない、という言い分の台詞めっちゃ面白い。一理あるけどそうとも限らないと願いたくなる余白。
守ってると隠してるが紙一重だったお母さん、最後に見つけた〜〜!みたいな顔してたのよかったねえ。瀧内公美はいつもいい作品にでてる…
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