孤児になってしまった少女エリザベスが、チェスというゲームにのめり込み、色々な喜びや悲しみを乗り越え、チェス界のトップの地位にまで上り詰める物語。このドラマを見て感じたことはたくさんあるけど、1番は、家族や愛情といったものは血縁関係だけで育まれるものではなくて、人と人との関わり合いの中で生まれるものだということ。ベスは孤児であったけど、彼女を思ってくれる人たちにいつも囲まれていた。彼女自身はそれに気づけないこともあったかもしれないけれど、最後にはちゃんと気づくことができたのだと思っている。だからこそ、依存症を乗り越え、ボルゴフにも勝つことができたのだと。終わり方がスッキリしていて気持ちがいいし、チェスというスポーツがより魅力的に伝わるいいいドラマだった。
