国土を失おうがドラマが酷評されようが希望の掲げ続けたことに敬礼
SF作品だと思って観ると期待外れかも。
予算不足による映像の迫力・リアリティの無さや、配役、ご都合主義展開について多くの批判が寄せられたドラマだった。
自分自身、「なんやかんやあって上手くいきました」の「なんやかんや」をもっと踏み込んで描いて欲しいと思うシーンもあった。
がしかし、実際に国家消失の危機に瀕した際に政治がどう動くのか、国民がどう動くのかのシミュレーションをお茶の間に届けたのは大きな功績ではないだろうか。
実際にはこんなに上手くいかないだろうが、どういう道筋を辿るのかを具体的に意識させることには成功している。
ただ本当に、現実に起きたらこんなに上手くみんな助からないからもっと凄惨な事態に直面するだろう。
例えそんな事態になろうとも、希望を持ち続ける後押しをしてくれるドラマだった。