Ryan

ミスター・メルセデス シーズン2のRyanのレビュー・感想・評価

4.1
スティーヴン・キングのシン・ゴジラ


スティーヴン・キングが、初めて本格的ミステリーに挑みエドガー賞を受賞した⼩説「ミスター・メルセデス」のドラマ化!


面白い。
ラストのラストでやっとこの物語の軸となる事に気づいた元刑事ビル。
そんな年老いた男に襲いかかるぶっ飛びすぎな展開と未来的な物語構成に度肝を抜く。
ホラーの帝王スティーヴンキング原作だから意味のないシーンや伏線はないと判断していてもそれを覆す新たな展開。
かなり強引な手法ではあるが、これによりシーズン1で見せた"謎大き心情"からキングの得意とするサイキックホラーへと様変わり。
もはやifの世界。
これは隠れた良作だろう。

全体的にめっちゃ面白い!と普通がグラフのように存在するが、あえてのバランスなのだろう。それを超えた先にあるのは次世代の物語と想像を超えた体験。
我々は確実にあの場にいた。そんな感覚に陥る。
Ryan

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