どど丼

夢中さ、きみに。のどど丼のレビュー・感想・評価

夢中さ、きみに。(2021年製作のドラマ)
4.5
これぞ隠れ傑作青春群像劇。人間社会の複雑で曖昧な関係性と拡がりを、ケレン味を使わずとても瑞々しく描いている。たった5話でこれほどの余韻を残す技量は秀逸。何だか明日から少し前を向いて生きたいと思えるような、凄く心が洗われる作品だった。もっともっとこの世界を見ていたいけれど、その続きは自分たちの生きる世界にあるんじゃないかな……とか。

3年前のドラマなので、今や売れっ子になった若手俳優も多く似たようなキャストで同じような作品はもう出来ないと思うけれど、キャスティングが絶妙に良い。不思議ちゃんな大西流星がピカイチだけど、高橋文哉の初々しさと可愛さは百万点。二階堂と目高の絡み、永遠に見てたい、足りない、もう少しください……(涙目)
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