かえるのエリー

サンクチュアリ -聖域-のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
4.0
Netflix見まくったるで、の勢いで、相撲はま ったく興味がないが見てみることに。おぉーい、ここで終わりかーーーーーい!!




以下ネタバレ感想




猿桜。礼儀ねぇわバカだわ。既視感しかないなぁ誰だっけ?と5話ぐらいまで考えてたら思い出した! 井上雄彦「リアル」の野宮だ! いやぁ〜野宮だわ〜。 喧嘩っ早いわ、強面だわ。でもね、2人とも実は根はイイ奴なんだ。だからつい応援したくなる。記者の心も変える。

そんでもって、小指懸垂や腕立ては「巨人の星」チックだったり、なにかとスポーツ漫画を彷彿させ、そこに我々が真実まではわからない相撲界の闇を入れ、非常に興奮させる作品となっていた。スローモーションはスポーツと相性抜群だね。

猿桜演じた一ノ瀬ワタルは格闘技出身、その他ラガーマンや角界経験者がキャストを固めているが、やはり特筆すべきは圧倒的な怪物・静内を演じた元十両の飛翔富士。無口すぎるというより、もはや台詞がない役だが、それが返って彼の恐ろしさを増幅させており、はっけよいの掛け声の際の、相手を上目で睨みつける顔が鳥肌もの。

貧乏ながらも親方の愛ある猿将部屋とは対照的に、角界のプリンスと言わんばかりの龍貴がいるハイソで冷たい龍谷部屋。その龍谷親方が宗教がらみって闇が深すぎて。。。息子のために身体を張る母ってのも妙に生々しい。

その他、ホステスの抱える闇、猿将女将と龍谷親方の関係など、回収してない伏線が沢山あるので、シーズン2、やるよね? 待ってるから!