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バスケット・ケースのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

バスケット・ケース(1982年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

バスケット・ケースに潜むモンスターを描いた、ホラー映画。

とにかくまぁ、見た目からしてインパクトのある、ベリアルが印象的な本作。
バスケット・ケースに隠れてるという設定が面白いし、造形の気持ち悪さも相まって、1度見たら忘れられないキャクターである事は間違いないでしょう。

ただ、映画自体の出来は、かなりチープな作り。
そもそも画面がスタンダートサイズだし、撮影も編集も「素人か?」というレベルで、B級映画というよりも、もはやC級映画と言った方が正しいかもしれません。

そんなわけで、肝心のベリアルによる虐殺シーンも、作り物感が丸見えで失笑するレベル。
移動する場面にストップモーションアニメを使うのは良いアイディアなのですが、これもまたクオリティーが低い。
ベリアルの怪力設定にまったく説得力がないし、人間の顔に特殊メイクをして動かすとか、もっとやりようがあったと思うんですけどね…。

勿論、このチープ感こそが本作の魅力であり、ツッコミを入れたり、ダメさを愛でる楽しみ方もあると思いますが、個人的には「もっと出来るのに…」と思っちゃったかな。
もうちょっと予算があれば、カルトではなく、メジャーなホラーアイコンになれた…かも?
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