原作ファンです。
この作品を戸田恵梨香さん、永野芽郁さんが演じること、それだけで観たいと思いました。
原作は湊かなえ先生なので、見終わりすっきり！ハッピーエンド！や、明快な答えなどありません。
映像化されても終始、居心地の悪さを抱えながら進むストーリー。映画館でもこの気味悪さを味わえるなんてファンとしては最高でした。
演者さんの声、表情が加わることでより強く母娘の気持ちが表現されていて、あぁここは娘にはこう見えていたのか…と改めて知ることができました。戸田恵梨香さんの表現力の素晴らしさに感激しました…
女性には2種類あって、愛にはいろんな形があることが描かれていたところもまたこの母性という映画を好きになった理由の一つ。
エンディングに流れるJUJUさんの歌声と歌詞が全てを回収してくれてスッキリするとともに、湊かなえ先生独特の後味の悪さは健在で公開初日に観てよかったと思いました。
