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ことりのロビンのbibooのネタバレレビュー・内容・結末

ことりのロビン(2021年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

「ウォレスとグルミット」や「ひつじのショーン」シリーズでおなじみ、アードマン・アニメーションズ製作の作品。子供の頃早朝にやってて夢中になって見てた記憶がある。この制作会社のアニメーションは
人形たちの豊かな表情とすったもんだなストーリーが面白いから好きなんだな。

みんなと同じじゃなくても人それぞれに役割があって得意不得意があるよねという話。おっちょこちょいで失敗も多いんだけどみんなに認めてもらおうと懸命な感じがトムホ版のピーターパーカーのようだった。

ストップモーションを一回撮り始めると修正できないため制作期間2年の内、絵コンテの制作に半期をかけたそう。メイキングで公開されてた監督のダン・オジャリとマイキー・プリーズによるビデオリファレンスがキュートでウケた。

実際の撮影では一体につき5種類以上、75個ほどの人形を使用し1週間につき8秒ずつ8ヶ月かけて撮影。
「ウォレスとグルミット」みたいなクレイアニメだと固まっちゃうから難しいけど、ウールでできてるニードルフェルトだと現場で少しまぶたを動かしたりできるから粘土よりも繊細な表情が作れるようになったそう。

雪とか炎とかモチーフまでちゃんと作っているというのにビビったし、CGはほとんどなくリアルで作ったものをレイヤーで重ねてるんだとか。そう知った上で人間の食卓とかマグパイの家とか見ると繊細な美術が可愛くて本当愛しい。
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