ヒューマニズムを抜かしたぬるい糞みたいな映画よりよほど元気が出るし人間っていいなと思える。このような映画をみると非常に安心する。
倫理、道徳、社会の枠にとらわれながら我々は毎日をやり過ごしているが、本当の自由とはその枠から脱出することだ。人間はどこまで自由になれるか？本当に振り切った＜自由＞をやった者たちは、悪魔や堕天使として映画にも映る。
インターゾーンや大鰐通りの租界に魅せられてきた。砂嵐の向こう側で呼吸する細胞に。ゾッとする欲望がきちんと血と肉を持っている。そこで産み落とされた赤子から放たれる光は、我々を宇宙にまで連れていく。
怖かった！血濡れの宝石箱はただじゃおかない！最高だ。
