Moeka

オッペンハイマーのMoekaのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
理論先行で実験はできないし
知り合いの女はしょっちゅう寝とるし
そのくせ最初の女に執着しまくりで、各地各時代にいるダメンズを煮詰めたかのような、オッピーw
軍服着て、みてみて〜✨じゃねえよ😅世間知らずだな、、、
という、ダメダメな(おそらく)天才科学者のひとりの男の人物像が強調されていた。
だれけども、「原爆の父」というアイコンになった、なってしまったオッペンハイマー。

冒頭の方、原子がワァーとなる感じ(伝われ)数式を書き殴り、研究してるとことかは、すごい楽しかったんだろうなって思った。風立ちぬの、頭ん中で飛行機がぶうぁっとめくられる、夢のようなところを想起。
事実は、たくさんの人が苦しめられ亡くなったということだけだ。彼は分からなかったんだろう。傲慢で、無関心だったんだろう。「我は死なり」なんて言えるくらいナルシスティックだったんだろう
とてもつらい。

ノーランの映画には個人的に共感する。なぜかというと、ごちゃ混ぜな時系列…夢も妄想も現実も、まるで同じことのように画面に現れるからだ。過去のことは遡るものではなく、今も、同じ現実としてここに存在している。私/僕の世界ではそうなのだ。

また追記する。
Moeka

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