このレビューはネタバレを含みます
ものすごく、よかった。
絶対的な父親の演出とかもっと露悪的だったら見るのがつらかったかもしれないけど(ただでさえ、ちょっと気の毒すぎるので、、、)全体的に控えめ、控えめで、事実と彼らへのリスペクトからかな、と感じた。
「お前ら同士で考えたらええやん(意訳)」さらっと父からも母からも計3回くらい放たれるが、んな不誠実な！
マッチョな「有害な男らしさ」への糾弾にもなりそうなところを、上品(という言い方はまず上品じゃないかもしれないが)にストレートに、余計な台詞などなく描いており、これは職人芸！と思ったらあのマーサあるいは〜の監督で納得。
我らがHSM時代の永遠の王子様、ザック・エフロンは近年のビーチ・バムでの活躍！？も嬉しかったが、本作も本当に本当に素晴らしい！俳優さんたち各々の全ての魅力に信頼を委ねていることも感じられた。
また、映画そのものの力を監督が真っ向から考えているんだろうなと思う、素晴らしい作品だった。
