ひたすらグロテスクな悪夢を見させられている様な。普通は映画に寝落ちなんて厳禁だが寝ぼけ眼で観るのがちょうど良いくらいかもしれない。
フィル・ティペット本領発揮のアナログな映像世界。CG全盛になっても失われて欲しくない手作り感。同じ内容の悪夢を見るにしても人によってその質感は変わってくるのだろうか。CG調だったり、セルアニメ調だったり。本作の様なストップモーションの夢に浸れるのはかつてのフィル・ティペットの偉業を見続けてきた世代だろうか。
あの妙な秒針の音だけ永遠に聴いていたい。ASMRとかで作ってくれまいか。