面白かった！善と悪は紙一重なのが、皮肉たっぷりに表現されてる。
結局は二分されたどちらの属性も自己愛に溢れた人間くさい人物ばかりで構成されてるんだけど、neverの方が自己を強く持っていて、それが悪の精神に反映されているんだなって感じた。
善も悪も、自分基準か、他人基準かによって決まるだけなんだろうな。それも時と場面によって変わってしまう概念だと思った。自分を守ることは悪いことではないし、守る為には悪に身を売ることだってある。善でいようとしたら頑固になるし、盲目的にもなり得る。
主人公を演じた二人、実際も仲良いのかなってぐらい自然な笑顔で演じ合ってて、とても可愛かった。王子なんて見つけなくても、二人で一緒にいられれば幸せ！が似合いすぎるコンビ。
ラファルの圧倒的ヴィラン感にも魅せられた。サイコ特有の色気をもって発せられる"Evil's kiss, to unlock our love"って台詞が最高で、悪ならではの魅惑の展開に向かうのがヴィラン好きとしてドキドキした…
シャーリーズ・セロンが悪側を仕切る役として出てるだけでもう500万点だった。長編のシリーズでやって欲しかったなあ。他の生徒も個性強くて魅力的だったし、ドラマで一人一人にスポットライト当てて話作って欲しいぐらい。
neverのヘスターが特に愛おしい、まさに悪って気質なのに、憎みきれない愛らしさがあった。もっと掘り下げたら絶対魅力溢れる。みんなの衣装も、属性によって一貫性があるのにそれぞれの好みが感じて素敵だった。
