理事長

プレデター:ザ・プレイの理事長のレビュー・感想・評価

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)
3.9
✒️あらすじ
300年前のアメリカ。ナルはネイティブアメリカン最強とうたわれる部族の女性で、荒野でハンターたちと共に育った戦士だった。ある日、未知の敵がナルたちに襲いかかり、彼女たちは仲間を守るため闘うことを決意する...


✒️感想
これ個人的にはプレデターシリーズの中で、1に次いで2番目に面白かった。

ていうのは1と舞台が似ていて、ジャングルを舞台にプレデターと戦うんだけど、1と違うのは設定。
1はアーノルド・シュワルツェネッガーがコマンド部隊としてプレデターと戦うのに対して、本作は「部族」という設定。

ジャングルという舞台上、一番しっくりくるのは多分部族で、その部族という設定をしっかり守って描ききったから、この作品が成功したんだと思う。
木を彫って作った槍を使って狩りをするなど、技術的にも発展してない部族が、いきなり銃などを使えるプレデターと対峙した時の部族の絶望感も感じるし、その上で部族の対応の仕方は、とても部族らしく違和感もなかった。
この部族の対応はプレデター1を彷彿とさせるような面白さだったし、原点も帰っているという意味でも本作は良い出来だと思う!

それに1を除いて2以降は少しダラダラ感があってそんなにのめり込むことが出来なかったんだけど、本作はストーリーを一つ一つ丁寧に確実に追えるという状況を作ってるからか、テンポも良く感じました。

今までプレデターは何となくキャラクター感があったり、人間とプレデターの間のストーリーだったり、そういうのが失敗してる部分があったんだけど、こんなに面白い作品が作れるならまだまだプレデターは終わっていない。
そう思える作品でした👍

ということで~エイリアン&プレデター~シリーズマラソン、とりあえず今ある作品では完走致しました。
シリーズ全体として、エイリアンとプレデターというSF映画では有名なキャラクターで、魅力的ではありますが、キャラクターを活かすのにも脚本や構成は必要で、それが出来てない作品も多かったように思います🙄
でも出来てない作品が多いなりに、ここまで名を馳せるキャラクターになるというのはそれほどビジュアル的にもインパクト的にも魅力的なキャラクターなんだなとしみじみ思います👍👍👍


✒️作品情報
『プレデター:ザ・プレイ』は、ダン・トラクテンバーグが監督を務めるSFアクション・ホラー映画。
『プレデター』シリーズの第5弾となる。
シリーズの他の作品の前日譚となり、プレデターと彼の地球への最初の旅が描かれる予定となっている。2022年に、アメリカではHuluで、それ以外の国ではDisney+で配信。
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