ぴよ

ONE PIECE FILM REDのぴよのレビュー・感想・評価

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)
3.4
Adoの歌声を聴くとしたら100点満点、でもそれ以外は……という映画。
ライブ映画として楽しむならば本当にずっと楽しんでいられる作品。最初の15分から20分ぐらいはずっとAdoの歌声を聴きながら、アニメならではのライブ演出も楽しめるので元々ドルオタでもあるのでそこは本当に楽しめた。今でも新世界とか逆光とかは聴いてる。あと赤紙海賊団が全員かっこいいです。ホンゴウの顔に惚れました。
でもそれ以外、特に本筋とも言えるストーリーは原作でやってほしかったなと思ってしまった。ウソップとヤソップの共闘をはじめ、赤紙海賊団との共闘は特に。話もぶつ切りな部分があったので、ライブに重きを置きすぎてストーリーと両立ができていないのかなと思った。
ウタのキャラクター性はエレジアでのシャンクスとのすれ違い(シャンクスの優しさがある意味あだになっている)、エレジアという孤独になるしかない環境などが原因となって、あのようになってしまったのだなと思った。エヴァの人類補完計画のような「ウタワールド」を想起してしまったのも無理はないし。ウタに対して憎悪も好意もないけれど、ストーリーとライブの両立が上手く図れずにライブに注力しすぎた結果ウタのキャラクターが注目されるようになっちゃったのかな〜…
でも本当にライブ映画としては満点です、本当に。
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