ほいほい

アキラとあきらのほいほいのレビュー・感想・評価

アキラとあきら(2022年製作の映画)
3.5
銀行員の話だと思って観たら完全に「サラリーマン格闘技映画」ですね。いやいや、普通、銀行員の物語って言ったらさ、もっと「数字」「計算」「静かな駆け引き」が主役になるでしょ?でもこの映画、開幕からラストまで「心の拳」が飛び交ってて、なんかもう熱血すぎて途中でスーツの着こなしとかどうでもよくなりましたよね。

主人公のアキラ(竹内涼真)とあきら(横浜流星)、この二人のキャラ設定がまた絶妙で。
竹内涼真のアキラはエリートでクールなんだけど、その裏に秘めた熱さがチラチラ見える。で、横浜流星のあきらは叩き上げの熱血系で、「お前の正義、でっかい声で叫ぶなよ!」ってくらい一直線。この二人の“宿命的な対立と友情”が軸。

竹内涼真と横浜流星、顔の美しさがすごい!こんなイケメン二人が真剣に銀行業務してたら、お客さんとか数字とか関係なく「その支店行きます」ってなりますよね。途中から映画観ながら「これ、イケメンプロモーションの一環なんじゃないか」っていう謎の疑念すら生まれちゃう。笑

地味にシリアスなテーマもあるんですよ。親子の確執とか、理想と現実の狭間で揺れる苦悩とか、なんか社会派ドラマとしてもちゃんと成立してる。そこに“熱血青春”要素をブレンドして、バブルの象徴みたいなキラキラ感とドロドロ感を同時に味わえるんだから、ちょっと欲張りすぎ!

主演2人がカッコ良すぎると焦点ボヤけちゃうのなんででしょうね?笑
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