サバク↑じゃなくてサバク↓なのかあー。
柄本佑のヌルンとした喋り方とかがめっちゃ良くて一気に大好きになったんだけど他キャストの方々も概ねみんな観てるうちにこの人しかいない！となれるピッタリな人ばかりでした。好き。
吉岡里帆もハケンアニメ！を代表作としてほしい。各所でそう言ってほしい。
王子監督の序盤のインタビュー過激発言ほぼ丸々カットされずにそのまま使われてて、しかもそれが成立してる感じだったので、中村倫也の浮世離れしたような雰囲気もこれまたすごい。
いろいろ分かりやすく対立構造化されててそこはまあ違和感があったりもするけど、勝ち負けにこだわった先にそれぞれ違う形の勝ちが垣間見えて良い。みんな同じものを目指して戦ってるわけでは当然ない。モチベーションも様々で良い。
小説を読んでなんとなくイメージするだけだったいろんな物が(使われる道具や仕事場や専門職などが)みるみる形を与えられていってすごく興味深かった。
マーケティングの節操ない感じとかも楽しかったなあ。ぜったい嫌だもんなああんなCM。笑
アニメを作ってる人たちも当然アニメしか知らないわけじゃなくてそれ以外のあらゆるカルチャーを食べて大きくなってきた人たちで、アニメとそれ以外のいろんな物は繋がっているのです。
この映画はだから別にアニメの世界だけを描いた“アニメ好き”のためだけの物じゃない。きっと。
