よし

シン・ウルトラマンのよしのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

次々襲いくる怪獣との戦いはプロローグ。
シンゴジラを彷彿とさせるような場面が続くけど、だんだんその雰囲気からも離れていき外星人たちとの戦いへ。
地球人よりも完璧に高次の存在である異星人たちがコンタクトを取ってくるの、忘れてたけどウルトラマンってSFだった!!!となれたし、この声!この声?!となれたし、山本耕史は大好きな感じがめちゃめちゃ出てたし、外星人みんな魅力的だった。もちろん禍特対のメンツもみんな良い味。あー楽しかったなあ。

不思議なテンポ感で謎が謎を呼ぶ不思議な映画だったなあ。もっかい観たい。
ぜったいカッコ良くはないグルグルアタックとか、庵野式カメラアングルとか、ゼットンのビジュアルとか、ゼットンが浮かんだ空とか、その下での暮らしみたいなのとか、いろいろ擽られるセンス。
ウルトラマンはじめ外星人たちが放つ光線が、ぜんぜん踏ん張りがないというか筋肉で撃ってなくて好き。背筋ぴんでビビビビみたいな。未知の光線って感じで。


あとまあ蛇足だけど、濃厚な人間ドラマって別にマストな要素じゃないよなあって。入れるという選択肢と、外すという選択肢があって、ただ外すと「薄っぺらい、実力がない」と言われてしまうのかな...。それだけで低評価なのかな。90年代新本格ムーブメントのときもこうやっていろんなミステリがこき下ろされたのかな...。
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