映画だけでなく、実はアニメも毎クールチェックしている私。その中でも観るのはほんの一握りなわけで。
その裏では膨大な量のアニメが製作されていて、とんでもない労力を割かれているんですよね。
そんなアニメが表に出てくるまでの製作の裏側の苦労にヒューチャーした映画。いやー面白かった。
アニメ製作の大変さが身に沁みましたね。そしてゼロからモノを生み出すクリエイティブな人はホントに凄いと思う。
この映画は監督が本当に作りたいモノのために、「とことんまでヤってやろう」な流れが熱い。
やっぱりね、本気で良いものを作ろうと頑張っている人がいると協力したくなるもんですよ。
1人じゃない、大勢の人の想いと力が合わさって1つの作品を作り上げていく過程に目頭が熱くなった。
また映画内のアニメが普通に面白そうで、最終話を見ただけでもジーンときて。普通に全話見てみたい。
でも作画崩壊がよく叫ばれている昨今、納得いくまでやれる事の方が全然少ないと思うし、どこで妥協するかの方が大変かもしれない。
現場がとことんまで追究した作品かどうかは普段意識していないけど、手抜いた作品はすぐわかったりするのが悲しい。
役者では柄本佑が良かった。飄々としていて現実主義でツレナイ男に見えて、実はメチャクチャ熱くてちゃんと見てるギャップにやられた。
たかがアニメと侮るなかれ。モノ作りに全力で取り組む人達の熱くて清々しい映画でした。
