あっくん

シティ・オブ・ジョイ 4Kデジタル・リマスター版のあっくんのレビュー・感想・評価

4.8
※先にお詫び
本作は4Kバージョンではなく、通常版で拝見しましたが、夕日のパッケージが気になった要因でもある為にこちらでレビューしました。
すみません💦m(_ _)m
現在、通常版がU-NEXTにて見放題配信中です。

🇮🇳あらすじ
悲しい過去により医師としての無力さを痛感し、絶望するアメリカ人医師マックス・ロウはどこか救いを求めて、インドのカルカッタ(現在でいうコルカタ)を訪ねる。

そこで彼はひょんな事からシティ・オブ・ジョイ=歓喜の街にジョアンが経営する診療所に転がり込み、事情により渋々と仕事を手伝う事となったが、この街に対する様々な問題、悲惨な現状、支配的な環境、そして人間模様を目の当たりにして、向き合っていく内に次第に医師としての誇りを取り戻していく。

一方で農地を失い、路頭に迷っていたハザリとその一家達(妻と子ども3人)は色んなトラブルに巻き込まれながらもカルカッタのシティ・オブ・ジョイに到着していた。

🇮🇳感想
凄く引き込まれました💦Σ(゚Д゚)
2年前に上映された4Kバージョンのパッケージを拝見して以来、気になっていた作品が観れました🎶
主人公役のパトリック・スウェイジが脚本に惚れ込み、“ゴースト ニューヨークの幻”とはまた違った雰囲気で、ノーギャラで演じたとは思えない素晴らしい演技力を魅せた隠れた名作です✨

ただ、インドのスラム街が舞台なこともあり…
・貧困による職業難や物資不足
・様々な病気の症状と※1ハンセン病(らい菌)という感染症が目立つ時代
・気候による災害
・裏社会による支配
等など、結構重いテーマが続々💦

次から次へと襲いかかる容赦ないカオスな出来事に見ていて辛い部分がありました。
特に裏社会に逆らう事で起きる襲撃や暴力が結構エグい💦(カミソリの怪我は少々トラウマレベル💦)
しかしそれでも、この活気あふれる街はそう簡単にはへこたれない!
貧しかろうが苦しかろうが病気だろうが、協力し合い、希望を捨てずに力強く生き続けるそのパワーに圧倒されました💦( ゚д゚)ポカーン

そんな環境の中でキャラクター一人一人がどれも印象的🎶
・悲しい出来事で心に傷つく医師
・家族の為に裸足で人力車を動かし続ける父親とその家族
・貧民街で小さな病院を運営する女性
・冷酷非道に街を牛耳るボスの息子
※本作はパトリック・スウェイジ以外知らないキャストかと思ってたら、結構知っていた俳優陣だったのが自分の中では予想外✨

そして音楽にも注目!
インドのイメージっぽい曲ですが、まさかのエンニオ・モリコーネという豪華さ✨
古さはありますが、社会派の再生ヒューマンドラマとしては必見かと思います✨(๑•̀ㅂ•́)و

※1ハンセン病とは…
感染し発病すると、主に失明、知覚や手足の運動機能による末梢神経が麻痺し、汗が出なくなったり、熱や痛みを感じにくくなります。
病気が進むと体の一部が変形するといった後遺症が残ることがあり、患者さんたちは偏見や差別の対象でした。
現在でも10万人以上の患者がインドで占めて苦しんでいます。

🇮🇳キャスト
監督はローランド・ジョフィ(キャプティビティ、キリング・フィールド、ミッション、スカーレットレター、グッバイラバー)

音楽はエンリオ・モリコーネ(ニュー・シネマ・パラダイス、海の上のピアニスト、鑑定士と顔のない依頼人、マレーナ)

医師マックス役で今は亡きパトリック・スウェイジ(ゴースト ニューヨークの幻、ダーティ・ダンシング、ダンシング・ハバナ、アウトサイダー、ドニー・ダーコ、3人のエンジェル、ハートブルー、Wish 夢が叶う時)

女医ジョアン役のポーリーン・コリンズ(カルテット)

ハザリ役の今は亡きオム・プリ(マダム・マロリーの魔法のスパイスの父親、パジュランギおじさんと小さな迷子、チャーリー・ウィルソンズ・ウォー、ミッシング・ポイント)

アショカ役のアート・マリック(トゥルー・ライズのテロリスト、007 リビング・デイライツ、ミルカ)
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