はる

ヘルドッグスのはるのネタバレレビュー・内容・結末

ヘルドッグス(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。原田眞人のクセが相変わらず強いし、絵面が強い。吉原さんの使い方には笑ってしまった。ヤクザにしとくには勿体なさ過ぎる歌唱力だろ!笑
兼高と室岡の関係性や室岡の過去にもう少し時間を割いて掘り下げてくれれば、最後のバンコクのシークエンスがグっと来たと思うのですが…。「一年前 バンコク」の字幕が出た瞬間に「新しき世界じゃん…」となりましたね。韓国ノワール。
あとは全体的に何を言っているのか分からない箇所がちょいちょいあって気になりました。こういう映画にたまに出逢うんですが何が違うんでしょうね…。

以下、箇条書きの感想です。

・未成年に手を出す警察官が主人公でええんか…と思ってしまった。このあたりを問題だと思える人が映画制作陣にいないのが怖い。
・冒頭の兼高と室岡の取っ組み合い、岡田くんの趣味の時間感がすごい。岡田准一と坂口健太郎の素って感じ。
・リーゼントにグラサンの姐さんとか絵面強すぎるだろ。
・こんな歌上手いヤクザおってええんか。
・目の前で殺し合いが繰り広げられていても歌うのを絶対に止めないおじさん24時
・この宿泊施設、羅千刑務所(HiGH&LOW THE MOVIE 2 /END OF SKY)では?!?!?!??
・ロッカーから和尚、おもろすぎてわろた
・金田って潔癖症で、恋人ともキスしたくないって人だったと思うんだけど大丈夫かなと心配になってしまった。
・このサイコボーイ、ピュアすぎる…。
・室岡が三神を嫌いなのは父親に似ているからと言っていたと思うけど(このシークエンス、セリフがあまり聞き取れず)、兼高と引き離されるという精神に不均衡をもたらす出来事があった直後なので自分を抑えきれなくなった、という感じでよかったけど室岡と兼高の関係性をもっと見せられた後にそれを感じたかった…という気持ちがある。
・BLという文脈とはまた違った形で、「女”なんか”より俺の方が大事なはずだ」みたいなセリフ、この手のブラザーフッド系の映画でよく出てくるよなあ。
・恵美裏いるかなあ…。
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