このレビューはネタバレを含みます
“わしゃ、あのクソ長い映画「アラビアのロレンス」を3回も観たんじゃぞッ!
乗り方🐫はよーく知っとるわい。
2回は半分寝ちまったが…”
~ジョセフ・ジョースター
どこかの映画の公式チャンネルで、兼高/岡田准一がホステスの手に何故か刃物の訓練ダコがある事に気付き、前職も料理人ではないと確認し、彼女が実はヒットマンだと看破するシーンの動画が中々面白くて気になっていて、この度ようやくNetflixで鑑賞。個人的に岡田准一さんは日本一のアクション俳優だと思っているので、何故、劇場で観なかったのか疑問が残りましたが、序盤は、台詞が這入ってこないし、展開が退屈だしで一度鑑賞中断しました。
もしかしたら当時のレビューを観てサブスクで良いか?と判断したのかもしれないなーと納得しましたが、やはり全体を観ないで、勝手なレビューを書くのはフェアじゃないと思ったので(暇なのもありましたが)すぐ鑑賞再開しました。
兼高が室岡/坂口健太郎と十朱会長/MIYAVI のボディーガードに抜擢される辺りから、私の大好きなドラマ:SP警視庁警備部警護課第四係感が出て来て楽しめましたし、台詞が相変わらず這入ってこなくても、大竹しのぶの無駄遣いが酷くても、あまり気にならなくなってきて無事完走出来ました。
欧米だとスパイ映画という荒唐無稽なんでも有り系作品が、日本だとヤクザ&警察モノに変換されるのか?とか、
そんなに潜入捜査官って沢山居るの?とか、
ラストがあっさりし過ぎないか?とか思ったりしましたが、インファナル・アフェアかと思ったらSPだったってな感じの作品で普通に面白かったです。評価は、2.5ですが岡田准一さん補正で☆1個追加します。
兼高が、室岡に二択で質問されるシーンで、好きな映画は「アラビアのロレンス」でしたがロレンスが自分に重なるからなんですかねえ?クソ長いので観てないのですが。
会長役のMIYAVIさんが、BLEACHの実写版で朽木白哉を演じた時より数段洗練なされていて、これなら、「兄さま」とお呼び出来るなと思ったことを付け加えておきます。
ちなみに、兼高のトラウマであり生きる理由にもなった事件の元ネタになっているであろう1995年に起きた殺人事件は、鋭意ケイゾク捜査中だそうです。被害者の方々に哀悼の意を表します。
“静かなる鏡のごとき湖が眠れるアリチアの森
その薄暗き木陰で
森を治むる祭司
殺さんと企てる者を殺し
いずれみずからも殺されん”