vivi

ダイ・ハードのviviのレビュー・感想・評価

ダイ・ハード(1988年製作の映画)
4.7
イピカイエ!マザファッカー!
幼稚園児のときからコレで育ってますから!

やや冗長に見える序盤から丁寧に伏線が張られて、
順当に緊迫感が満ちていって、
完璧に整った舞台でジョンが暴れる!
アクションムービーの原典にして至高です。

①筋にも人物にも無駄がない
要らないシーンがなくて、巧みに張られた伏線が一縷の乱れもなく回収される圧巻のストーリーテリング!
人物全員に必要十分なキャラ付けがしてあって、些細な会話にも血肉が通ってる感じがあります。捨てキャラがいないってすごい。
あと、こいつ頭いい設定なのにこの判断は何だ!?みたいな、地味なストレスが一切ありません。賢い人はとことん賢いので唸ります!

②高度な頭脳戦
ストップモーション多用で絵作りだけがカッコいいモダン脳筋映画と違って、
(そういうのも好物ですけど!)
この映画の攻防は知略戦の上でなるべくしてなってますよね。突発的な運の要素はあっても、行き当たりバッタリで話が進むことはありません。
チェスゲームばりの読み合いの攻防が熱いです。
ジョンvsハンスはどのシーンも痺れる…。

③マクレーンかっこよすぎ
いや、普通に考えたら全然カッコよくないですよ!
タンクトップだし裸足だし、常にぶつくさ言ってるし。離婚寸前だし。
でも、軽口叩きながらキメるときはキメるし、内に秘めた熱さが滲んでます!
明日から生き方を真似したくなる。

④作り込みを語れる奥行き
紳士なテロリストvs裸足の警官っていう構図が、とか。
あそこで出て来たアイテムがとか、この台詞が伏線になっててとか。
ガラスの破片が痛いとか、死体を放り投げるとか、
本当に色々と語りたくなる要素が満載です!

クリスマスに毎年観たい映画!
vivi

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