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百花のmakkonのレビュー・感想・評価

百花(2022年製作の映画)
2.8
記憶や思い出がテーマになっていて、認知症になった母親と向き合う中で、自分の記憶と葛藤する息子と母親の親子のお話。認知症が進んでいく描写のところは、不思議な感覚になりつつも、身内に認知症がいるので、息子の気持ちもわかり見ていて少し辛くなった。
序盤に母親と息子の過去に関する説明はなく、どこか関係性に違和感を感じるものの淡々と進んでいき、終盤の息子夫婦の会話でやっと何があったのかがわかるので、話としては少しわかりにくい。原田美枝子と永瀬正敏の過去編の描写もちょっとわかりにくい。
楽しくても忘れてしまったり、忘れたいのに忘れられなかったり、でも最後には大切な思い出が残っていると思える終わり方。
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