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哀れなるものたちのmakkonのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.7
エマ・ストーンが、自殺する前のヴィクトリアと手術で生まれ変わったベラ、最初の頃の中身が赤ちゃんのベラと外の世界を見聞きして成長していくベラの変化とを演じわけていて、演技力が光る。19世紀後半の設定だが、時代や各地のイメージを意識しながらも、色づかいも含めて不思議な独特の世界観がある作品。衣装もベラの衣装はただのドレスにはなっていなくておしゃれ。素材は1970年代のものを使ったとのことでこだわりを感じる。最後には、”哀れなるもの”はベラではなく….と考えさせられる。船旅で出会う老婦人のマーサが素敵。
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