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四月になれば彼女はのmakkonのレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.2
山田智和監督と原作者の川村元気さんのアフタートーク付試写会で鑑賞。
原作未読だったこともあり、本編だけではわからなかった製作側の意図やメタファーの解説をアフタートークで聞けたのはなかなかおもしろかった。
本編については、映像作家の山田智和監督の初長編というだけあって映像がとてもきれい。森七菜ちゃんのアナザースカイでもやっていたウユニ塩湖をはじめ、プラハ、アイスランドなどの海外のシーンはもちろん、朝日、海などのシーンでの構図や光の取り込み方がきれいで、映像にうっとりする場面が多かった。前から行きたいと思っていたウユニ塩湖もアイスランドもさらに行きたくなった。俳優陣の撮り方もよかった。
ストーリーはというと、原作とだいぶ違うようだが、原作を読んでいない立場だと、女性陣二人ともメンヘラに感じてしまい、とった行動が理解できず、途中の展開はホラーかとまで思ってしまった..メインの登場人物でまともなのは大学の同級生のペンタックスと藤代の同僚の先生だけだったように感じる。
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