ちくわ

ロスバンドのちくわのネタバレレビュー・内容・結末

ロスバンド(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

キャラクターみんな大好きになるし、音楽もいいし、景色もいいし、好きな要素がてんこ盛りの内容だった。最後の音楽とか、普通にかっこいい!
年齢も性別も立場も異なる4人組が一緒に旅をするとか、絶対面白いやつ!
少年少女を優しく見守るマッティンの視線がよかった。

シング・ストリート+リトル・ミス・サンシャインみたいな感じで、音楽もリトル・ミス・サンシャインを思い出した。監督さんも好きなんだろうか。

結婚式のシーンとか、『スピード』のアレのシーンとか、場内で笑いが起こっていてめちゃくちゃ楽しかった。

でも、無免許運転とか、保護された女の子を連れてパトカーから逃げるとか、やってること割と普通に犯罪だけど大丈夫?!と思ってハラハラさせられた。最後のステージで終わるから、あのあとどうなったか分からないけど、あれでお咎めなしで普通に許されちゃったら、ちょっと都合が良すぎてもやもやするぞ。

アクセルの音痴さも、結局自分より上手い人に任せて、彼はギターだけになるというのが、彼にとってはマイナスしかなかったように見えてもったいない気がした。
彼にしかできない歌い方を見つけるとか、もしくは代わりにギターの才能がめちゃくちゃ開花するとか、何かしらプラスを見つけて終わってくれたらもっと良かったな。

リトル・ミス・サンシャインのラストの、ダメでもかっこ悪くてもいいじゃないか!みたいな終わりが好きなので、彼らは良い感じの演奏をしていたから、もっとダメダメで終わるのもありだなと思った。
最後に安易に優勝はせず、彼らなりの挑戦をして彼らなりに納得した、という終わりにしていたのが好きだった。
ちくわ

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