NoriO

バブルのNoriOのレビュー・感想・評価

バブル(2022年製作の映画)
3.2
監督も脚本も制作も超豪華。
パルクールアクションに関しても、プロにアクションの一つ一つを監修してもらい、動きに性格が反映されている演出にまで仕上げている。
映画音楽も映像との親和性が非常に高く、没入感がハンパない。さすが澤野さん。。。サントラ探してみようかな。
アクションの立体的な動きも、滑らかに綺麗に同時に激しく仕上がっていて、ハラハラする。
ヌルヌルの立体的カメラワークといったらufotable、みたいなところがあったけど、WIT studioも全然負けてない。
全体的にしゅごいと言わざるを得ない。

なのだが、いくつか気になった点もあった。。。
まずプロットに関して。正直1時間半の尺では短すぎた気がする。
世界観もしっかりしてて、キャラの特徴も立ってて、色々理解が深まった頃に急に世界の危機がやってくる。
世界観への導入がしっかりしすぎているにも関わらず、"世界がヤバい"事態への展開が急だったことから、感じたギャップ。
1クールもののアニメとかで観たいなぁ。。。(勝手な願望)

あと気になったのは主人公とヒロインのセリフ。
ダイアログが少ない。。。もう少し精神的な絡みもあっても良かったのでは。
アクションでお互いの距離感とか心情とかを表現していると思うけど、もう少し普通の絡みが欲しかったなぁ。
志尊淳も広瀬アリスも声優でないにも関わらず、自然で違和感ない感じだったのはすごいと思う。
広瀬アリスのセリフは多かったのに対して、志尊淳少なかった印象。
せっかく頑張ってたし、もっと聞きたかった。
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