NoriO

呪詛のNoriOのネタバレレビュー・内容・結末

呪詛(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

【総評】
台湾発のPOV視点ホラー。
「最恐らしいので観れない。だけど、気にはなるから貴様が観て感想を聞かせよ」という彼女からの勅命を受け、正座でありがたく鑑賞させて頂いた。

ストーリーを一言で簡潔に纏めると、"マッチポンプ"って表現が一番個人的にはしっくりくる。

素直な気持ちで鑑賞すると、どんな手段を使ってでも娘に取り憑いた悪霊(邪心)を取り払う、娘に対する母親の愛情が深いなぁとか感想を抱くかもしれない。
あるいは"祈りの力"っていうのは、最終的に真逆の意味だったのか!とツイストに驚きつつ、その意味が分かって上で、序盤までの内容を振り返ると鳥肌が立つかもしれない。

だがしかし、私が一番強く感じたのは、マッチポンプ感。。。
登場人物の誰にも共感ができなかったからかもしれない。

そもそも娘に降りかかってる災いの元凶はどこにあるかと言えば、母親の黒歴史なのである。
超常現象探検隊という黒歴史時代に犯した禁忌が、自分の娘に厄災となって還ってきていて、その火消しがえらいこっちゃやと。立派なマッチポンプ話やん。
わかる。仕事でもこういう話よくある。

実話ベースってのにはびっくりしたけど、元の実話のどの辺をベースにしたのかな?
記事とか探して色々読んでみたけど、結局あんまり分からなかった。
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