確かに面白いです。が、酷評と絶賛の両極端の評価に分かれるようですが、私は中間よりやや前者寄りです。不思議と、画像も音響も派手なのに何度も睡魔に襲われました。理由は、主人公が結論に達するまでに、こうも壮大でてんやわんやの世界に没入する必要があったのか、お下品な演出は必要だったのか、中華系移民のアメリカでの仕事はクリーニング屋であるという固定観念は陳腐過ぎないか、多様性が求められる昨今では、アカデミーからの評価を上げるためにアジア人をメインに出演させる風潮が広まっているのか、などの不明点が残ったからです。アカデミーは、アジア人が主演というより、家族愛の方に着目したのかもしれませんけどね。
ただ、マルチバースとは何なのかについては勉強になりました。
