このレビューはネタバレを含みます
激ヤバ映像で脳みそぶっ飛ばされるのを期待したのにそれだけじゃなかったぜ
誰だって、もしあの時こうしてたら違う自分になれたかもしれないのにって考えてしまう
でもどんな自分だってどんな誰かだってどんな世界だって慈しむべき部分はある
こんなくだらない世界でも愛するあなたといたいだけなんだ
世界はいがみ合うんじゃなくて”Be kind”になれば本当の姿が見えるし”カオス”を終わりにできるんじゃないですか!
というメッセージを伝えるための激ヤバマルチバース映像作品、っていうのが感想です
IMAXレーザーで観たのですが、中盤のいろんなミシェル・ヨーがチカチカするシーンは飲み込まれるかと思ったし私もマルチバースに飛んで行くかと思った
違うな エヴリンの感じる「すべての自分」をよく表してて、その感覚を感じることができた
まぁマルチバースなんて誰も感じたことがないので想像上ではあるけれど
色んなジョイ全部かわいかった〜!もっと見せてほしかった
映画史の中で今まで「奇妙な有色人種たち」として面白おかしく文化盗用されてきた”辺縁”の文化圏
最近になっても、あくまで白人を引き立たせる役割だった
近年はそれも変わってきていて、ブラックパンサーみたいに独自の文化を尊重しながらかっこよく描くのが増えた
今回は中国人の風習や文化を”正しく”かつクールに描いていて、時代変わってんな!最高!って思いました
そのひとつとして、エンドロールで漢字の名前を持っている人はローマ字だけじゃなくて漢字の名前も並べて表記してあってリスペクトを感じました
急にまともなこと言う