ハル

すずめの戸締まりのハルのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

松村さんのお声目当て100%で伺いました。初っ端から素敵なホクロをありがとうございます...!

新海作品はあまり知らないのだけど、さすがの完成度でした。拍手したい気持ち。壮大な世界と物語に飲み込まれ、素直に笑って泣いた。

帰りのバスの中でふと環さんの「それだけじゃないのよ、全然ね」が思い出されて。うわあそうよね、あそこ良かったよね...なんというか本質的だった。単純な否定じゃなくあの言葉が出てくることに感動した。


・私は3.11の時被災地にいなかったので、その規模を一際実感したのは新聞の見開き1ページを埋める亡くなった人々の名前だった。「亡くなった1人1人の命の重さ」なんて言葉にすると耳タコだけど確かに在って、今作品の描写で久しぶりにそれを感じた。

・ツルゲーネフの『はつ恋』が気になる...すずめちゃんの読書遍歴を深掘りしたい。

・ダイジンが「人が死んじゃうよ?」みたいなことを無邪気に言ってたのが「結局いい子だった」のと辻褄...あってる...? 神様だから仕方ないのかな。実は正体は...とか思ってたけどそういうんじゃなかった。左大臣がどうやって抜けて来たのかも分からなくてそこらへんの仕組み気になる。

・松村さんの低い声とすずめの高い声のギャップが際立って、掛け合いが面白くなってた。気がする。新幹線のシーン好きです

・文字通り笑って泣いての大満足なわけだけど、こういう完成度の高い作品って逆に余韻がないというか、後からあの時の感動をなかなか思い出せない。なぜ?



芹澤さんとドライブしたい。
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