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すずめの戸締まりのKのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

久々にIMAXで鑑賞。

前半はちょっと入りこめず。後半につれて良かった。

■気になったところ
前半3回目くらいで、これあと何ターンお返し申すの?ってなった。

ユーミンや黒猫のくだりなんかはジブリ要素をもはや隠す気もなくていっそ清々しかったけど、扉を開けた先の情景とかはハウルを感じてしまう。言いがかりのようだけど、どうしても着想のつまみ食いのように感じてしまって、どういう意図でこれらの要素を入れているのか知りたい。

ファンタジーはリアルよりもリアルに描くことが大事だと尊敬する作家が言っていた。
あの場所に扉があって、くぐってあの情景が広がったら人はもっと放心したり動転するんじゃないか。椅子を受け入れて好きになるの早すぎないか。テンポ良く進む展開と引き換えに、登場人物への感情移入は難しくなっていく。

■良かったところ
生きることと死ぬことの差は、運でしかない。そんなことは分かっています。ってセリフや、小さいすずめの泣いてる姿にちょっともらい泣きしてしまった。
ただ、あの展開はハリポタ笑
確かに、人が勝手に開発して、廃れさせてそのままの土地は、神様にきちんと返す(自然に戻す)必要があるのかもしれない。

ファンタジーとリアルを絡めるのは、本当に難しい試みだと思う。その点ではアニメでそれを上手く成立させてるのがすごい。
新海さんは、今後もこの方向性でいくのだろうか。この先が気になる。

あとエンディングの曲が良かった!

今のところ、ベスト3は

言の葉の庭
君の名は
星を追う子ども
K

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