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すずめの戸締まりのmakkyのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーとしては面白く、想像していたよりもアクションシーンがかなり多く驚いたのとワクワクさせられました。
ただ、東日本大震災がテーマならそうと、先に伝えといてほしかったです。
これちゃんと宣伝の時に行っておかないといろんな人の地雷踏まない???と、見ていて心配になる、、、、
自分も被災者じゃないのに当時のニュース映像や状況を思い出して辛くなったので。。。あと絵日記を黒く塗るシーン、度々出てましたが最後の絵日記のページをめくった先、いや、塗られてるなと思っていたけど、それでもあの絵を見た時に鳥肌が立った。
やっぱりまだ東日本大地震って私たちの心の底に残っているし、忘れちゃいけないけど、映画を見ながら恐怖をすごく感じてしまって私には少し辛い映画でした。少しわかってたら心持ち違ってみれたと思うのでもう少し注意喚起をしてほしい。公式が。
後から調べたらSNSでは注意喚起してくださってる方がいたので私のリサーチ不足でもあるけど、公式もちゃんと言ってよーとなんとなく思いました。


東京の上空をミミズが覆うシーン、どんどん広がっていく表現と音楽、本当に表現が素晴らしく鳥肌が立って良い映画だったのだけど恐怖も同時に湧き上がってまた劇場には行きたいとは思えなかった。
加えてダイジンのことを思うとハピエンか???と思ってしまってまた見るのは辛いかな。
どうしても萎んでいってしまうシーン、辛くて見れなかったしあそこで号泣しました。その時にこの子は純粋にすずめのことが好きでやった行動なんだと理解して、目の前に現れないでと言われてしょぼしょぼして去るダイジンが目に焼き付いて忘れられない…。
サダイジンの登場シーンでなんでダイジンがすずめに懐いたのかハッとさせられてそこからはこの子はまた要石になるんだろうな…と思いながら見ていたので辛くて泣けました、、、、
その辺が少しモヤってしたまま終わったのでダイジン幸せルート用意してほしいですね。


また、声優初挑戦の松村北斗が良い色出してるな〜と思いながら観ていたが神木隆之介が登場した途端に声が良すぎてこいつはモブでは無いな…と思いつつ見ていたら案の定良キャラだった。
ドライブのシーンは明るく描きつつも叔母さんと揉めたり、主人公は暗い過去を持ってる描写が入ったりとすごくメリハリがある描写でした。

とても面白かったし、絵も表現も歌も何もかもすべて最高だったしたくさんの人に見てもらいたいけど内容がナイーブなだけに自信を持って周りの人に絶対見て!と言えないもどかしい映画だった。っていうのが最後の感想です。
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