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すずめの戸締まりのkamekakuのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
5.0
マスクたぷたぷになるぐらい泣きました…
嗚咽出るのなんとか堪えました…
序盤は何がどうあろうと新海誠作品にしか生み出せないキラキラした景色、やっぱり綺麗だな〜と思ったり、ちょこちょこ挟まる笑いポイントも良いな〜とか思っていた
けど、SAで言われた環さんの言葉、耐えられないな…一生許せないし恨んでしまうと思う…
「うちの子になる?」の伏線回収した重み…
そして震災当時の真っ黒に塗りたくった絵日記をめくるシーンがもう…辛すぎて…
東日本大震災の体験を否が応でも思い出したところでダイジンの言った「また繰り返すね」がすごく響いた…
あんなに日本中が深く傷ついた震災の経験をしているのに、アラートが鳴ってもすぐ止むだろうと思ってしまっている今、この映画を観てまた気を引き締めなきゃとか思ってる自分が恥ずかしい…
そして終盤、小さいすずめが「お母さん知りませんか?お母さんもすずめを探して心配してると思うから…」って言って泣くところ、ちょっと何回思い出しても涙が出てしまう…
辛すぎる…
夏なのに汗ひとつかかず歩き続けるし、ガラス片もある地面に膝擦り付けても無傷だし、すずめちゃん心身共に強靭すぎる…
辛すぎるシーンが多かったけど、「お返しします!」みたいに家の鍵かけるとき真似したくなるセリフもあって、ストレートに感情を伝えてくれるすずめちゃんをいつの間にか見守ろう😇という気持ちにさせられてました。
辛いなと思っても嫌な気持ちにならない作品初めてです。すごい。
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